Kirin キリン 協和発酵バイオ通販
協和発酵バイオ 安全安心な商品作りへの取り組み
グローバルナビ1段目

アミノ酸生産 アミノ酸原料生産体制

ポイント1 安全・安心・高品質を実現する一貫生産体制

生産イメージ

協和発酵バイオの健康食品の原料は、医薬品レベルの品質を保証しています

山口事業所の防府工場では古くは1949年のアルコールの製造にはじまり、1956年の世界で初めて発酵法でのアミノ酸の工業生産成功以降、医薬品や化粧品などの高い品質レベルが必要とされるアミノ酸原料の製造を行ってきました。
もちろん「オルニチン」や「シトルリン」といった、健康食品についても、前身となる「協和発酵工業」時代から長年培ってきたその発酵技術を活かすことで、高品質な商品作りを実現しています。
また、製造工程を原料生産から一貫して行うことによって、全ての工程の品質管理を自社で徹底しています。
「安全安心で高品質な商品作り」の秘訣は、一貫生産体制にあったのです。

ポイント2 より高純度・高品質の原料生産を目指して

研究イメージ

長年の研究成果と最先端の技術を組み合わせた発酵法で、アミノ酸原料を生産しています

発酵法とは、自然界に存在する微生物の働きを借りてアミノ酸を大量かつ安価に生み出す技術です。協和発酵バイオでは現在、日本、アメリカ、中国の3極体制で、健康食品や医薬品の原料となるアミノ酸を生産しています。なかでも山口事業所防府工場は、1949年の協和発酵工業設立と同時に発足した、わが国の微生物工業発祥の地ともいえる事業所です。

ここ防府工場では 、最新の設備を備えた付属の研究施設 「生産技術研究所」 で、アミノ酸の生産能力を高め、高純度・高品質な原料作りを実現するための研究が日夜行われています。

研究所の活動を支えているのが、創業以来蓄積された膨大な知識の積み重ねです。歴代の研究者たちの血と汗の結晶である無数の菌株や、数々の実験についての膨大なノウハウ。これら 長年の成果と最先端の技術を組み合わせることで、協和発酵バイオは原料の品質を高めることに努めています。

ポイント3 国内最大級のアミノ酸生産体制

真空乾燥機

国内最大級の製造設備は、サイズも最大級。
写真はコニカルドライヤー(真空乾燥機)

山口事業所防府(防府工場)が誇る国内最大級のアミノ酸製造設備。その培養タンクのサイズは、なんと30万リットル。試験管やフラスコの中で数ミリリットルの単位から始まった「培養」工程は、最終的に一億倍以上のスケールに及びます。
小さな試験管の中と同様の発酵過程を、30万リットルの巨大タンクでも再現するのは至難の業。このように製造規模が桁違いに大きくなることで生じるさまざまな問題に、研究室と製造現場のスタッフが一体となって解決に取り組み、製造プロセスの最適化を行っています。

また、山口事業所防府で製造するアミノ酸は、健康食品の原料についても、医薬品に使用される原料基準での、国内でも有数の厳しい品質管理が行われています。
厳格な品質基準を満たすために重要になるのが、発酵工程の後で残った菌体などの不純物を取り除く「精製」の過程です。創業以来の長年のノウハウのもと精製されたアミノ酸の「原末」は、美しい白い粉となります。
より純度の高い精製を行うために、精製担当者は現場の課題を培養担当者へフィードバックし、より不純物を産生しない効率的な菌株を作り出すといった連携も行っています。

協和発酵バイオ山口事業所防府では、すべての部署が連携し改善を重ねることで、高純度・高品質の原料づくりに取り組んでいます。

メッセージ

発酵の無限の可能性を、皆様の健康に役立てたい

製造現場と連携しながら、よりアミノ酸生産能力が高い菌株を探し出す事が私たちの仕事。創業以来の膨大な研究成果と、新しい技術を組み合わせて、協和発酵バイオにしかできない新しい成果を生み出せるよう、日々研究を重ねています。発酵の力はまだまだ解明されていない事も多い未知の世界。無限の可能性が秘められています。
私たちの研究が、お客様へと製品を届けるためのスタートラインです。皆様の健康に寄り添って、お役にたてたらとても嬉しく思います。

生産技術研究所
培養プロセス開発グループ
若林 ゆかり